明日は第3回掲載SPA!発売!
と、その前に、
神功皇后論
第2回『神がかりの託宣』
(6月24日・7月1日合併号掲載)の
感想ご紹介です!!
【mantokunさん】
初日に読んでいたのに、感想を書くのが遅くなってしまいました。
2回目の感想は「とにかく、タラシヒメが魅力的!」に尽きます。幼い頃から思慮深さが窺える凛々しく聡明な目鼻立ちで、きっと周囲からも「お前はいずれ王にもなれる器だ」と期待されて育てられていたんだろうなと想像してしまいました。
そして、見知らぬ男たちがいる中で全く気にすることもなく衣を脱ぎ捨てる無防備さにはこちらも一瞬ギョッとしましたが、海面のみを見据えた好奇心に輝く目、健康美が満ち溢れた裸体は見事なプロポーションなのに全然いやらしくなく、まさに光り輝く美しさ。タラシヒメには己を大きく見せたいとか、取り繕おうとする気持ちが全くないことがこの一コマから伝わります。
武内宿禰に「お前が守っているから安全じゃ!」と無邪気に言い放つ笑顔がまた愛らしく、裸足の足の裏にドキドキしてしまいました。
そんな、存在するだけで周りを明るく照らしてしまう光り輝くような美しいタラシヒメの夫にしては、なんか見た目からして冴えないな(失礼)と思ってしまうナカツヒコ王…。とても悲劇の美青年ヤマトタケルの息子さんとは思えませんが、遠征の地に呼ぶくらいですから、タラシヒメの神がかり的な力や聡明さを、単なる愛妻ではなく片腕として必要としていたのでしょう。
かの有名な神託の場面のタラシヒメは、豊浦津での無邪気な少女のような顔とは打って変わった恐ろしい形相で、「夫婦の絆」の蜜子と沙耶を彷彿とさせます。
ナカツヒコ王は、神託を聞かないのならなぜタラシヒメを呼んだのか?と訝しみますが、あんなに美しくて賢く、人目を惹き、カリスマ性にあふれた妻がいたら、男として王として、誇りに思うよりも恐ろしさと嫉妬が滲み出てしまったのかもしれないと、ふと思いました。
ナカツヒコ王の神託への反応には、外交官を辞めて皇室に嫁がれた雅子さまをプライドが高いとバッシングした人々、いまだに愛子さまを皇位継承から除外しようと企む国会議員や論者たち、さらには個人としてのあまりの優秀さと強さに恐れをなし、泡を食って山尾志桜里さんを排除した玉木雄一郎および国民民主党の度量の狭い議員たちの有様が次々に思い起こされます。
ちなみに、今回出てきた角鹿の筍飯宮こと氣比神宮には今年春に久しぶりに参拝し、奥宮である常宮神社にも足を伸ばしたのですが、常宮神社の御由緒書きでは御祭神として、神功皇后のほうが仲哀天皇より先に書かれていたのが印象的でした。かつて、「種がバラまければ畑なんかなんでもいい」とか言っていた学者がいましたが、応神天皇が即位できたのはどう見ても仲哀天皇の種だからというより神功皇后の産んだ子だからだろうとしか思えない今回のお話でした。(系譜上では神功皇后も開花天皇の子孫だし)
小林先生が「神功皇后」実在論をどう展開されるのか、またタラシヒメの行方を追うストーリーとしても先が気になります。古代の人々の装束やタラシヒメの美しい姿の絵が魅力的で、何回も読み直しています。作画や時代考証に割くエネルギーは甚大なものと思われますが、「神功皇后論」、ますます楽しみにしています♪
【京都のSさん】
超絶的な美女タラシヒメ(神功)の夫が石破顔のナカツヒコ(仲哀)で、息子のホムタワケ(応神)がナカツヒコのDNAを反映した顔になるのはヤダなぁと感じてしまいます。だからイケメン間男のDNAをブッ込みたくなります。「神武のY染色体?何それ(ハナホジ)」て感じで(笑)。だって当時は血統重視じゃない大王群臣推挙時代ですし、9代開化帝の血統ならタラシヒメが完璧に継いでいます。
また、息長帯姫は他に饒速日命(邇邇芸命より早く天下った兄・別名は彦火明命)や天日矛(新羅王子)、市杵島姫命(天照と素戔嗚の誓約で生まれた宗像三女神の一柱)の血を引く由緒正しい姫です。実力はもちろんのこと血統的にも「神功天皇」と遇されるに相応しいはずです。
エンターテインメントとして
魅力的なキャラを立てた物語を展開し、
そのことによって同時に
戦後日本では忘れさせられてしまった
歴史上の人物を蘇らせるという、
前代未聞の試みが進行中です!
どうぞご期待ください!!




















